飲食店ユニオンは昨年8月から株式会社かつやと毎月1回のペースで団体交渉を行なってきました。

団体交渉に至る経緯については、以下の記事をご覧ください。

http://restrantunion.brog.jp/archives/7271751.html

飲食店ユニオンは、株式会社かつやで働く非正規雇用の組合員３人の、休業補償と契約書に基づいた従前のシフト回復を最優先事項として、株式会社かつやと交渉してきました。

休業補償に関しては法的根拠がないという主張で、第1回目の団体交渉から現在まで拒否し続けています。
契約書に基づいた従前のシフト回復に関しては、報復措置は継続されていて現在も従前のシフトの半分以下の組合員がいます。

今までの団体交渉において株式会社かつやは、非正規雇用で働く従業員に対しての健康や安全を軽視するとともに、株式会社かつやでの労働で生計を立てている非正規雇用の従業員の経済的生命を軽視する企業という印象を受けざるを得ない状態です。

このコロナ禍で株式会社かつやは業績良好な企業です。本部社員や店舗社員の方々の努力や貢献は計り知れないものがあると思います。それと同時に店舗で働く従業員のほとんどは、非正規雇用の労働者たちである事も忘れてはいけないと思います。なぜならコロナ感染リスクが高い最前線で株式会社かつやの業績を支えている人間なのですから。

緊急事態宣言が再発令された新年早々の2021年ですが、飲食店ユニオンは引き続き株式会社かつやと団体交渉を行なっていきます。終息の兆しすら見えないこのコロナ禍で、成長著しい株式会社かつやは飲食業界を牽引するホワイト企業となって低迷する飲食業界を盛り上げてほしいと、わたしたち飲食店ユニオンは望みます。